2024年メリークリスマス
今年も早いもので残すところ1カ月余りとなりました。
皆さんが過ごした一年間はいかがなものでしたでしょうか。
「楽しい一年間で充実したよ」という方や「未来に向け精進した1年だった」という方もいらっしゃることだと思います。
また、12月になれば来年に向け抱負を語る機会も多くなり、一年の締めくくりとして色々なグループで開催される忘年会に参加する方も多くなります。
その中で、早い方ですと「今年の忘年会は既に何件か済ませたよ」という方もいらっしゃり、忘年会開催が速くなっていることも最近では珍しくない光景です。
また、「今年は会社の忘年会は控えて気の合う仲間と飲み会だ」という方もいらっしゃいますし、年末の過ごし方も人により色々あることだと思います。
この年末の楽しい行事がついこの前までコロナ禍により思うようにできず憂鬱な気持ちになった方が大勢いらっしゃったと思います。
やはり一年の締めくくりとして行われる忘年会の中止や仲間内との楽し飲み会できなかった訳ですから、その時期と比べると世の中が全体が明るくなったような気がします。
しかし、悲しいことに紛争をしている地域もあり、諸手を挙げて喜べるとは言えない現実があるのも事実です。
筆者に限らず世界にいる人は地域間紛争などの争いごとが無くなり、平和で笑顔溢れる毎日が送れるようになれば最高だと思う方は大勢いらっしゃると思います。
その中で、今年を振り返りますと色々な出来事がありました。
干支は「辰年」でしたので、俗にいう辰年は「陽の気が動いて万物が振動するので、活力旺盛になって大きく成長し、形がととのう年だ」といわれています。 また、「たつ(竜、龍)は十二支の中で唯一空想上の生き物で、権力や隆盛の象徴であることから、出世や権力に大きく関わる年」ともいわれています。
そう考えますと、日経平均株価も最高値を更新したり、金地金の価格も高値を更新したりと色々なものが高くなった年でもあったと思います。
今年も未だ1カ月余りありますが皆さんにとって良い一年で締めくくれますよう心からお祈り申し上げます。
クリスマス定番スノーマン
皆さんはスノーマンというものをご存じでしょうか?
スノーマンと言えば「Snow Manで9人グループのJPOP歌手」という方もいらっしゃるかもしれませんがアンティークコインの世界ではある種コアなファンもいらっしゃる人気があるコインなのです。
そもそも、スノーマンというのは1978年にイギリスで出版されたレイモンド・ブリッグス原作の絵本です。
出版されてからは何世代にもわたって多くの家族に愛され、ある意味時代や国境を越え世界中の人が不思議で独特な世界観に魅了された方は多いと思います。
日本では「ゆきだるま」として発行され、1998年に「スノーマン」と改題して再出版されました。
絵本のキャラクターは色鉛筆で非常に精巧でやさしいタッチで描かれており、文字が一切ないのが特徴的です。
また、同作を映像化しアニメーションとしての動画もそれぞれのシーンがイキイキと伝わってきます。セリフがないため読み手が絵の状況を見て想像力を膨らませて読み進めていく楽しい作品となっています。
スノーマンのあらすじ
あらすじとしては、辺り一面が銀世界になった冬の日に、
名もない少年が雪だるまを作ります。
時計の針が夜の12時を指した時に、雪だるまは命を得ます。
雪だるまと少年は大人を起こさないように気をつけながら家で遊んだり、冒険に出てオートバイに二人乗りしながら遊びます。
物語の後半は雪だるまと少年は空に飛び立ち、近所の家や森、海を越え北極へ向かいながら色々な人と出会います。
北極に到着すると雪だるまのパーティーが開催されていて、少年は大歓迎をされます。
そして、サンタクロースからマフラーをプレゼントされ、雪だるまと空を飛んで自宅に帰り玄関先で雪だるまと別れ少年は眠りにつきます。
翌朝、少年は目を覚まし雪だるまの元へ行くが、溶けてしまった雪だるまのあとがあっただけだった。
全て夢の中の出来事に思われたが少年のポケットにはマフラーが残されていたという内容です。
ロイヤルミント発行スノーマン記念コイン
クリスマスのシーズンになると毎年英国造幣局「ロイヤルミント」からスノーマン記念コインが発行されます。
初めてスノーマンコインが登場したのは2018年です。
それからロイヤルミントは毎年冬の恒例行事のようにスノーマンコインが発行されています。
記念すべきスノーマンコイン第一号が販売されたときに刮目するべきところは、銀製のプルーフ硬貨が「2秒に1枚が売れた」ということです。
如何に世界中の人からスノーマンが親しまれ、そして、愛されているかが解る出来事でした。
その為、ロイヤルミントは世界中の人から親しまれているスノーマン記念コインを一人でも多くのファンが所有できるよう毎年新作を発売するようになったのです。
感動の絵本から誕生したスノーマンコインの収集家は世界には結構多くいらっしゃいます。
今回はクリスマスにちなんでスノーマンコインにスポット当てました。スノーマンの話を知っていらっしゃる方は多いと思いますが何かの参考になれば幸いです。