今年一年間お疲れ様でした

月日が経つのは早いもので今年一年もあっという間に終わったような気が致します。

今年は皆様にとってどのような一年でしたでしょうか。

「昨年立てた目標が達成できた」とか「人間的に自分自身が一回り大きくなった」、「結婚を誓える人と巡り合えた」、「子供が生まれた、授かった」「株価が上がり投資の成果があった」など、ポジティブなことが多くあった一年だったのか、若しくはネガティブなことが多く思い通りに事が運ばず反省が先行する一年だった人もいるかもしれません。

然しながら、人生は良いことも悪いこともあって一つの人生ですし、釈迦に説法ではございますがネガティブな思考をポジティブシンキングに変え近いうちに来るであろう良い出来事をより一層すばらしいと感じることができる人生のスパイスだと考えることも必要かもしれません。

筆者自身は幼少の頃「普段から当り前になっている出来事は普通の出来事じゃなく感謝するべき事なんだ」と言われました。「朝起きた時に健康でいられることに感謝」「御飯が美味しく食べられることに感謝」「学業や仕事に集中できる環境に感謝」「寝るときに色んなことを体感できたことに感謝」と祖父や祖母、両親から言われたことを最近は理解できるようになり子供等にいう側になってきたと感じます。その意味では、自分が行う行動が世の為人の為になる行動を取るべきであるとしみじみ感じますし、これからも生がある限り少しでも世の中の為になれるよう建設的に取り組みポジティブシンキングで決意新たに新年に向けて決意する次第でございます。

2025年 経済カレンダー・ダイジェスト

主要トピックス
1月:第2次トランプ政権発足
米国の保護貿易主義(関税強化)への警戒で、為替・株価が乱高下。
イチロー氏、米野球殿堂入り: 満票に近い得票率で、日本人初の快挙として世界中で祝福されました。
2月:確定申告&新NISA 2年目
投資ブームが定着。個人の証券口座数が過去最高水準を維持。
3月:春闘の集中回答日
2024年を上回る過去最高の賃上げ率(5.5%超)が相次ぎ発表。
MLB開幕戦(東京ドーム): ドジャース vs カブス。大谷・山本・鈴木・今永の4日本人スターが集結。
4月:大阪・関西万博 開幕
関西圏を中心にインバウンド・観光消費が急拡大。空飛ぶクルマが話題に。
大阪・関西万博 開幕: 「グランドリング(大屋根)」が完成し、多種多様なパビリオンが賑わいを見せました。
5月:日銀、追加利上げを決定
短期金利を0.5%〜0.75%程度へ。住宅ローン金利の変動幅に注目集まる。
6月:骨太の方針 2025
高市政権による「危機管理投資」と「積極財政」の具体案が示される。
再生医療の新薬承認: iPS細胞を用いた心不全治療などが実用化に向け大きく前進しました。
7月:参議院議員選挙
与党の議席減により、今後の経済政策の修正を巡り市場が一時冷え込む。
8月:生成AIバブルの選別
米IT大手の決算発表で、AI投資の「収益化」ができる企業に資金が集中。
9月:レジリエンス投資の加速
防災・減災関連の公共事業発注が増加。建設・インフラ株が上昇。
世界陸上 東京: サニブラウン選手ら日本勢が短距離で世界と互角の戦いを演じ、日本中が湧きました。
10月:日経平均株価 5万円突破
円安一服後も、企業業績の強さと積極財政への期待から歴史的高値を記録。
11月:米、対中関税の追加発動
サプライチェーンの脱中国がさらに進展。日本の製造業に代替需要。
デフリンピック開催: 音のないスポーツの祭典が、新しいバリアフリーの形を提示しました。
12月:冬のボーナス&物価高騰
賃上げ効果で支給額は増えるも、食品・エネルギー高騰で実質消費は足踏。
所謂「178万円の壁」合意で手取り増額に期待。

「178万の壁」で手取りが増えるのか?

自民党高市早苗政権と国民民主党の間で合意がされた所謂「178万の壁」の合意によって、「これって私の給料にも関係あるの?」「結局、手取りは増えるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

国民民主党代表の玉木雄一郎氏や榛葉幹事長等が街頭演説等で説明をしていますが言葉通り受け止めると端的に「所得税がかかり始める年収のボーダーラインを、今の103万円から178万円に引き上げよう」という案のことのようです。

現在は、年収が103万円を超えると「所得税」が発生しますが、これを75万円分アップさせて、もっと余裕を持たせようという動きです。

メリットとしては【パート・アルバイトの方】 「103万円を超えないようにシフトを削る」という必要がなくなり、より多く働いて収入を増やすことができるようになるそうです。

また、【正社員・フルタイムの方】 「自分には関係ない」と思いきや、実は全現役世代が対象です。基礎控除という「税金がかからない枠」が増えるため、結果として所得税が安くなり、手取りが増える可能性があるとのことだそうです。

これが実現されれば確かに手取りが増えるので経済効果はありそうですが、注意点があるそうです。

それは「社会保険の壁」とは別問題 との見解から来ているようです。

税金(所得税)の壁が178万円になっても、年金や健康保険に関わる「106万円・130万円の壁」は今のところ残ったままです。

つまり、社会保険の制度に対しても議論され改善されなければ諸手を上げて喜ぶことはできないそうです。

この社会保険の制度に対しては、これから話し合いが行われ国会でも議論され、実際にいくらになるのか、いつから始まるのかが決まっていき本当に国民の所得が増えることとなれば喜ばしい事案だと思いますね。

マーケット的には高市早苗総理誕生後に日経平均は5万円というボーダーを超え上昇し、現時点でも概ね5万円代をキープしていますが、中国との問題も軽視はできない緊張感もあり楽観視できない局面ではありますが筆者の個人的な思いとすれば世界の地域で起きている紛争も治まり、世界的にも景気が良い方向に進んでいけば素晴らしいのではなかろうかと思う次第です。

今回の話は今年一年あったことをダイジェストでまとめてみました。皆さんが知っている事ばかりだと思いますが何かのお役に立つ事ができれば幸いです。

それでは、皆さん一年間お疲れ様でした。そして、良いお年をお迎えください。